「Instagramって若い人が遊びで使うものでしょ」
「SNSは苦手だし、投稿することもよく分からない」
そう思っている方にこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。
Instagramは、ただの流行りのツールではありません。
むしろ、あなたのサービスや商品を“必要としている人”に届けるための、とても優れた集客ツールです。
本記事では、Instagramを使ったことがない初心者の方でも、
- お店の魅力をしっかりと伝えられる
- 見込み客とつながり、興味を持ってもらえる
- 「ここにお願いしたい」と思ってもらえる
そんな仕組みづくりを、たった7つのステップで解説していきます。
これからInstagramを始めるペットトリミングサロンや、地域密着型の何でも屋さんなど、実際にお客様の役に立つサービスを提供している方々にとって、この記事はきっと「できそう」「やってみたい」と感じていただけるはずです。
読み終わるころには、あなたのInstagramが、新しいお客様との出会いを生み出す“入口”になるでしょう。
STEP1:なぜInstagramなの?

Instagramは、今やお客様との最初の接点となる「お店選びの入り口」です。
特に店舗経営をしている方にとって、Instagramは新しいお客様との出会いを生み出す重要なツール。
お客様の検索行動が変化しています。
検索方法の変化
- 以前は…GoogleやYahoo!で「地名+サービス名」を検索
- 現在は…Instagramで「地名+ジャンル」を検索する人が増加
Google検索とInstagram検索の比較
Google検索
- 主な情報形式:文字(記事・口コミなど)
- 店の雰囲気が伝わるか:△(文章中心で想像する必要あり)
- 信頼感・安心感:△(情報は多いが古い場合も)
- 即時性:△(SEO対策で上位表示に時間が必要)
Instagram検索
- 主な情報形式:写真・動画(リアルな雰囲気)
- 店の雰囲気が伝わるか:◎(写真や動画で一目で伝わる)
- 信頼感・安心感:◎(リアルな日常が見えることで安心)
- 即時性:◎(投稿次第ですぐに発見される)
具体例として、Instagramで「〇〇市 トリミングサロン」や「〇〇市 何でも屋」などと検索すると、
- 店舗の外観・内観、スタッフの表情が写真で見える
- トリミング中の様子や作業風景が動画で見られる
- フォロワーとのやり取りから“人柄”が伝わる
- 来店者のコメント(口コミ)で信頼度アップ
こういった「雰囲気が見える」「人柄が伝わる」ことが、未経験の方でもInstagramを使うべき大きな理由です。
これからの集客は「見られて選ばれる」時代。Googleで探される前に、Instagramで“魅せる”ことで、まだあなたのお店を知らない新しいお客様との出会いを作れます。
STEP2:まずは見る・調べる

Instagramを始める前に、まずやるべきことは「見ること」です。
自分が何を投稿すればいいのかを知るには、まずは同じ業種で成功している人の投稿を観察するのが近道です。
ステップの目的
Instagramで“選ばれる投稿”の雰囲気や傾向をつかむこと。
やること
- 同業のInstagramアカウントを10個探す
例)「〇〇市 トリミングサロン」「〇〇市 便利屋」などで検索
- フォロワーが1,000人以上いるアカウントを中心に選ぶ
- 投稿数が多すぎず、定期的に更新されているものが理想 - お客様の立場で見てみる
- 「この投稿なら安心して依頼できる」と思える理由を考える
- 「これはちょっと不安…」と感じる投稿もあえてチェックする - 人気投稿・保存されそうな投稿の共通点を探す
- 写真の明るさ・色味・見せ方
- 投稿文の長さ・言葉の使い方
- ハッシュタグの数や種類
- 投稿に入っているお客様の声や実績
チェックポイント例
- 写真の構図はどうなっている?(ビフォーアフター、作業中の様子など)
- 顔出ししているか?(安心感につながるか)
- 誰向けに書かれているか?(ペットの飼い主?高齢者?子育て中の方?)
- どんな言葉が使われているか?(やさしい口調?専門用語?)
- コメント欄のやり取りはあるか?(返信しているか)
得られる効果
- 投稿の参考になるアイデアが見つかる
- 自分が「どんな雰囲気にしたいか」の方向性が見えてくる
- 「お客様が見たいこと」に気づけるようになる
まずは10分でもいいので、Instagramで「見て」「感じる」ことから始めましょう。
見る力を養うことが、投稿力を高める第一歩です。
STEP3:ジャンルと目的を決める

Instagramはただ投稿するだけでは効果が出ません。
「誰に」「何を」届けたいのかを明確にすることで、伝わる投稿ができるようになります。
ステップの目的
投稿のブレを防ぎ、お客様候補に信頼される発信をするための土台をつくる。
やること
- ターゲット(届けたい相手)を明確にする
- 例:20代~40代の女性/ペットを飼っている方/高齢の親と暮らす子世代 など
- 「どんな悩みを持っている人か?」を想像して決めましょう - 発信のジャンル(主な投稿テーマ)を決める
例:
- ペットトリミングサロン → 施術事例、かわいいビフォーアフター、店内の雰囲気
- なんでも屋 → 作業事例、お客様の声、対応できるサービス一覧 - Instagramでの目的を決める
- 「どんなゴールにしたいか」を言葉にしましょう
例:
- お店の雰囲気を知ってもらいたい
- 信頼感を持ってお問い合わせしてもらいたい
- 定期的にサービスを利用してもらいたい
ポイント
- 投稿内容が毎回バラバラだと、見た人に伝わりません
- 「このお店なら安心」と思ってもらえるように、一貫性を持った発信が大事です
得られる効果
- 投稿に統一感が出て、世界観が伝わる
- フォロワーが「自分のための投稿だ」と感じやすくなる
- 「どんな人がやってるのか」「どんなサービスがあるのか」が明確になり、問い合わせにつながる
Instagramは「信頼されるかどうか」がすべて。
誰に向けて、どんな想いで投稿するのかをはっきりさせることで、しっかり届くアカウントに成長します。
STEP4:プロフィールを整える

Instagramでは、プロフィールが「第一印象」を決めます。
どれだけ良い投稿をしても、プロフィールで不安を感じられてしまえばフォローも来店もされません。
ステップの目的
はじめてアカウントを見た人に「安心できそう」「行ってみたい」と思ってもらえるように整える。
やること
- アイコンを整える
- お店のロゴ or 明るく清潔感のある外観やスタッフ写真
- 顔出しが苦手な場合は、サービスの様子がわかる画像でもOK
- できるだけシンプルに、丸い枠でも見やすいものを選ぶ - アカウント名(名前)を工夫する
- 例:「トリミングサロンPawPaw|○○市のペット美容室」
- 「誰に何をしているお店か」が一目でわかるようにする - ユーザー名(@以降の名前)を短く覚えやすく
- 例:@pawpaw_dog
- 長すぎたり複雑すぎると検索されづらくなります - プロフィール文を整える(テンプレートあり)
- 箇条書きでシンプルに、1行15文字前後を目安に
例文付きプロフィールテンプレート
○○市の小型犬専門サロン
ワンちゃんの優しいトリミング
初めてでも安心な丁寧ケア
お悩み相談だけでも歓迎です
LINE予約は下のリンクから
→ このように「地域」「強み」「安心感」をセットで伝えると効果的です
- リンクを設置する
- 予約専用LINEやホームページのURLを設置
- 複数リンクが必要な場合は、無料のリンクまとめサービス(lit.linkなど)を活用
ポイント
- 難しい言葉や長すぎる文はNG
- 初めての人が見たとき「このお店、優しそう」と思ってもらえるかが基準
- 実際のお客様から「安心できました」と言われるような雰囲気を目指しましょう
得られる効果
- プロフィールからの離脱が減る
- 来店前に「なんとなく良さそう」と信頼されやすくなる
- 投稿やストーリーズが見られるきっかけになる
プロフィールは、Instagramにおける「看板」のようなものです。
親しみやすさ・安心感・強みが伝わる構成にすることで、次の行動(フォロー・予約)につながります。
STEP5:まず10投稿を目指す(投稿の作り方)

Instagramを始めたばかりの段階では、まず「このお店はどんな雰囲気なのか」が伝わるように、10件の投稿を目指しましょう。
写真はスマホで撮れる範囲で十分です。大切なのは「伝え方」です。
ステップの目的
初めて訪れる人に、お店の雰囲気やサービス内容を具体的に伝え、安心してもらう。
投稿で意識すること
- 明るい場所で写真を撮る
- 写真にひとこと説明をつける
- 1投稿=1テーマでわかりやすく
投稿ネタに困らない!5つの定番ネタ
- Before→After
- ペットカットのビフォーアフター
- お部屋の片付け・修理前後(何でも屋さんの場合)
→ 写真の変化が伝わる投稿は、見た人の信頼に直結します - お客様の声(許可あり)
- 喜びの感想や口コミ、メッセージを掲載
- 「どんな人が利用してるか」が伝わり、安心感アップ - よくある質問の答え
- 「爪切りだけでもOKですか?」
- 「大型犬も対応していますか?」
→ 実際の問い合わせ内容を参考に投稿しましょう - スタッフ紹介・1日の流れ
- 誰が対応してくれるかを見せると親近感が出ます
- 「朝はこうしてお迎え→カット→お渡しまで」など流れを見せるのも安心材料に - 季節のおすすめ・キャンペーン紹介
- 「梅雨の時期はお耳のケアを」などの豆知識
- 季節ごとの割引・おすすめプラン紹介
ポイント
- 最初の10投稿は「自己紹介のつもり」でつくる
- 見た人が「へぇ、こんなことしてるんだ」とわかる内容にする
- 投稿には「どんなことを伝えたいのか」目的を明確に
得られる効果
- プロフィールを訪れた人に安心感を与える
- サービス内容が伝わり、予約や問い合わせにつながる
- 投稿数が増えると、Instagram上での露出も増える
まずは気軽に、身近な話題から始めてみましょう。
10投稿を目標にすることで、Instagram運用の感覚がつかめてきます。
STEP6:見てもらえるコツと改善方法

Instagramで反応されやすい投稿には、いくつかの“共通点”があります。
投稿が見られない、伸びないと感じている方は、少しの工夫で改善できることが多いです。
投稿を見てもらうための基本ポイント
■ 伸びやすい投稿の共通点
・1枚目の写真や文字で「3秒以内」に興味をひける
・フォロワー目線で「知れてよかった」「安心した」と思ってもらえる
・「保存」「いいね」「DM」などの“リアクション”が自然に起こる設計
■ 1枚目の写真・文字に注目!
Instagramでは1枚目がすべての入り口です。
「最初の1枚で目にとまらなければ、その投稿はスルーされてしまう」と思って作りましょう。
1枚目の工夫ポイント
- 写真に「文字」を重ねる(例:ビフォーアフター/お客様の声)
- 見やすいフォント、大きめの文字、シンプルな色使い
- 「つい見たくなる」問いかけや結論(例:この3つ、意外と知られていません)
■ 投稿ごとに“反応”を増やす小さな工夫
Instagramは、「反応がある投稿ほど多くの人に表示される」仕組みです。
具体的な反応を増やすテクニック
- 保存されやすい投稿内容
→ よくある質問、チェックリスト、手順解説など - コメントを誘導する問いかけ
→「どのスタイルが好きですか?」「うちの子にもやってみたい?」など - ストーリーズで「いいね」や「アンケート」機能を活用
- キャプション(本文)でLINE登録やプロフィールリンクへの導線を自然に挿入
改善のコツ
・投稿の反応を見ながら、「反応が多かった投稿」に近い形を繰り返す
・定期的に過去投稿を見返し、1枚目の変更・キャプションの調整をしてみる
まとめ
・1枚目は“パッと目を引く”ことが最優先
・「保存したくなる」投稿内容を意識して構成する
・投稿の目的(何をしてもらいたいか)を明確にすることで、反応が増えやすくなる
小さな改善を積み重ねることで、Instagramの効果は着実に変わってきます。最初は難しく感じても、1つずつ試してみてください。
STEP7:InstagramからLINEやホームページへ導く

Instagramの投稿でお店の雰囲気やサービス内容に「安心感」を持ってもらえたら、次は“予約”や“問い合わせ”につなげるステップへ進みます。
ステップの目的
Instagramからお客様の行動を後押しし、実際の予約や来店につなげる。
導線づくりのポイント
- 「信頼」→「行動」につなげるために
- 投稿で「ここなら安心」と思ってもらえたら、次に必要なのは“動くきっかけ”です。
- LINE公式やホームページへのリンクをプロフィールに設定しましょう。 - LINE公式アカウントとの連携
- LINEで予約や問い合わせができると、気軽に行動してもらいやすくなります。
- 登録してもらうには「登録する理由」が必要です。
【LINE登録のきっかけ例】
– 初回限定〇〇円OFFクーポン
– トリミング当日の写真プレゼント
– フォロワー限定キャンペーンのお知らせ
→ 登録のメリットを投稿やストーリーズでこまめに発信しましょう。
- ホームページも活用すると効果倍増
- InstagramとLINEだけで伝えきれない情報(料金表・詳しいサービス内容など)を補足
- 予約フォームや店舗の場所、営業日などの案内もわかりやすく掲載できます
- SEO(検索エンジン)対策にもなり、Instagram以外の経路からも見つけてもらいやすくなります
導線づくりのコツ
- Instagramプロフィールに「LINE公式」「ホームページ」のリンクを設置
- 投稿やストーリーズで「登録・訪問のメリット」を定期的に伝える
- LINEは問い合わせや予約の“入り口”、ホームページは“詳しい案内”と役割を分けて使う
得られる効果
- 気になったお客様が次のアクションを起こしやすくなる
- 自然に予約やお問い合わせの数が増える
- SNSとWebを連携することで信頼感がさらに高まる
Instagramをきっかけに、より具体的な関係づくりへとつなげましょう。
まとめ:Instagramは“お店の雰囲気”を届ける接客ツール

Instagramは、ただの広告媒体ではなく「お店の第一印象を伝える接客ツール」です。
お客様が知りたいのは、お店の雰囲気やスタッフの人柄、そして安心してお願いできるかどうか。
決して特別なスキルや映える写真が必要なわけではありません。
【Instagram活用の本質】
- 難しいことはしなくてOK
- 人柄・雰囲気・安心感が伝われば、お客様は興味を持ってくれる
- 投稿の積み重ねが信頼になり、予約や問い合わせにつながる
【こんな未来が待っています】
- 「Instagramを見て安心できたから」と来店してくれる新規のお客様
- お店の価値に共感してくれる“ファン”ができる
- 自然と紹介が広がって、リピーターも増えていく
Instagramを通じて、信頼関係をつくることが一番の目的です。
最初の一歩を踏み出し、自分の言葉でお店の魅力を発信していきましょう。
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